備忘録ご容赦。
<概要>
・I-130提出準備開始 5月下旬
・I-130面接@US embassy 6/6
・I-130許可通知送付 6/22
・犯罪証明取得 (指紋採取から1週間後)7/29
・健康診断、予防接種 7/29
・移民ビザ申請面接@US embassy 8/29
・ビザ取得(パスポートにビザのページが貼付けられて送付されてくる) 8/30
・渡米 12月中旬or1月初旬予定
まず泣きそうだったのが全体のフローが見えなかった事と、用語が分からなかったことと。
ビザ申請のフローはものすごくものすごく平たく言うと、
1回目の面接はアメリカ国籍保持者が「申請者」で、移住する人「受益者」を経済的に
支えられますよ、という事を証明する面接。
2回目の面接は移住する人が「申請者」で、自分は移住しても問題ないですよ
(健康で犯罪歴がない)、という事を証明する面接。
アメリカとしては、移民がアメリカの経済的負担になる事を避けたいってことだと思います。
用語については、アメリカの書類は書類の名前がコード番号なんだな、
ビザにいくつも種類があるんだな、日本の書類の名前はいちいち漢字なんだな、
ってことをまず念頭に置いて、所詮は書類収集なんだ、と思えればビビる必要はなかったかも。
<移民ビザ(CR-1)取得のいきさつ>
1.F-1ビザ・・・学生ビザ。大学院、コミュカレ等に留学する方法
メリット:取得が簡単。結婚の必要がないので、人生のフレキシビリティが高い。
デメリット:大学にフルタイムで通わなければ行けない事、学費が高い事、
アルバイトが原則できない事。
2.K-1ビザ・・・婚約者ビザ。アメリカに行ってから結婚をする方法
メリット:移民ビザより取得が簡単。短期間で取得が可能。イニシャルが安い。
デメリット:アメリカに行ってから、グリーンカード取得までに2年程度を要する。
長期的に見てコストが割高。
3.CR-1ビザ・・・日本で結婚後、配偶者として日本で移民権を取得する方法
メリット:日本で申請をすると短期間でグリーンカードが取得できる。長期的にみてコスト安
デメリット:申請が複雑。他のビザよりもややハードルが高い。
上記3つのビザを検討したが、私の性格的に、ずっと一緒にいるつもりなんだったら、
安くて楽な方法がいいじゃん、と半ば強引に押し切って、3.CR-1の取得を目指す事にした。
日本での作業はやや煩雑だけど、移民権の取得までを視野に入れると一番経済的でステップが
少ない(何より日本語で調べたり申請が出来る)。終わってみれば、一部英語の書類が必要
だけど基本的には社会的手続きでしかないので、難しい事ではなかった、気がする、
いっぱい喧嘩したけど・・・、ただ面倒くさかったなぁ。
<面接(I-130申請&ビザ申請)のポイント>
●I-130申請・・・ディランが移民受入可能な事を証明。
一番デリケートだったのが、I-864(扶養宣誓供述書)。要するに移民者を養うだけのお金を
持っている、または今後お金を稼ぐ見込みがある事を証明する書類。
私たちの場合は『貯金額』が基準を満たしているという方法を選択して、クリア出来た。
この方法については、大使館に電話(ワンコール2,000円)をして確認。
I-864はアメリカでの納税額が基準を満たしている事を証明する方法が一番一般的らしい。
もし納税額が足りない場合は、スポンサー(助っ人)をつけて基準を目指すようだが、
やってないので詳しい事は分からない。
日本語の必要書類は、全部英訳が必要で手こずったが、結局インターネットから似たような
フォーマットをダウンロードして、自分の書類に合わせて書き直してなんとか事なきを得た
(日本語の書類は、結婚届受理証明書、戸籍謄本、住民票を持参した)。
それ以外は、提出フォームに必要事項を記入。
あと結婚2年以内の場合は、出会いから結婚までのいきさつと、二人の写真等、本当の夫婦ですよ
という証明がいくつか必要だが、私たちの場合は、写真の寄せ貼りがあったので
そのコピーとディランの手書きのなれそめで十分だった。
●ビザ申請・・・こちらは私の作業。手配に手間がかかるのは健康診断と警察証明の2点。
『健康診断』は、大使館指定の病院に(私はTokyo British Clinic)行って実施。
レントゲン撮影、視力検査、身長/体重、問診という極一般的な診断に加え、
大使館の指定の免疫のチェックが行われる。この際、母子手帳を持参し、過去の
予防摂取履歴を証明した。過去にかかった病気でも、それを証明できない場合は、
予防接種を受ける(または、免疫チェックをして免疫がある事を証明する、←こちらは
検査結果が出るまでに時間がかかるので、大抵みんな予防接種をしちゃうみたい)必要がある。
私の場合は、おたふく風邪の免疫の証明が出来なかったので、おたふく風邪のワクチンと、
母から進められた風疹とはしかの混合ワクチンの3種類のワクチンを摂取。
※余談だが、ワクチンの効いてくる3週間後くらいに今までにかかった事のないくらい
ひどい風邪にかかり、1週間ほどダウンした。生ワクチンの注射は時々悪さをする
みたいなので、スタミナをつけてから摂取する方が良かったかな、と思う。
保険医療の対象外であるので、全部で5万円くらい(ちーん)。時間は15分くらいで終了した。
病院にもよるが私の場合は、後日診断結果が郵送されてきて、ビザの面接の際に持参。
『警察証明』(正式名称は犯罪経歴証明書)は、都道府県の警察へ申請すると貰う事が出来る。
私の場合は埼玉県警に行って、
その場で指紋採取、1週間後くらいに証明書を取得。
2回とも10分くらいで終わるのだけれど、本人が行かないと行けないので(1回目は
指紋を採るのでマスト、でも受取は依頼できたかも....)平日のコアタイムに
警察署へ出向く必要がある点が面倒。
2回目の面接はこの2点がメイン。あとパスポートと書類ちょこちょこ。
大使館の移民ビザチェックリストに載っている書類を持っていった。
<プチ情報>
・証明写真を忘れても、大使館には証明写真の機械があるので大丈夫。
ちょうどいい大きさにきるカッターもあった。
・おにぎりを食べようと思って持っていったけど、飲み物も食べ物も持ち込み禁止だった。
・待ち時間が比較的あるので、読み物を持参した方が良い(パソコンや携帯は没収される)。
・印刷物が多いから家にプリンタがあった方が良かった。
・面接は2回ともアメリカ人(日本語皆無)の方だったけど、そこはディラン君に
来てもらってなんとかクリア。
(本当はI-130申請の面接はディランだけでいいし、ビザ申請の面接は私だけで良い。)
・ビザ取得までの時間は人それぞれだし、必要書類も状況によって異なる。
・2011年8月からI-130申請がUSCISに統一されるようなので、フローが変わるかも。
以上、米国移民ビザ取得 Dylan & Kyoko の場合でした。
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